母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 認知症 悪化編 (5月17日分)~

5月17日(水)

午前8時 私は出社

午前10時 母はデイサービスへ

     [連絡事項]

     ・昼食時、薬服用

     ・帰宅前に薬服用

     ・午後5時に 自宅へ送ったが、外にでてきてしまうと連絡あり

     ※送迎者を見送る為に外へ出るのか、不穏行動なのか

      見極める必要あり!

午後9時 夕食

     何度も何日か聞くが、ある程度会話がまともになった

     母が風呂を沸かすと言ったので明日入ると言って断る

     では、明日の朝沸かすと言ったので、それも断る

     ※過去に追い炊きしたまま寝てしまい、部屋中蒸気が充満し

     火事になりそうになったことがあったので断った

     ●少し回復の兆しを感じうれしかった

     

~ 認知症 悪化編 (5月)~ 

 5月1日(月)  

  午前4時30分~8時30分 約1時間置きに部屋に来る

   口調はしっかりしている

  午前9時30分~午後6時 デイサービスで過ごす

  午後8時 寝ていたが突然寝言を言い出し起きて錯乱状態

       ろれつがまわっていない

  午後9時 食事(そば2、3口、おにぎり半分)薬は拒否

  午後11時 就寝

5月2日(火)

午前0時~2時半  同じ話を繰り返す(数分単位:話したことを覚えていない様子)

午前5時~45分        家の中を歩き回る(軽い興奮状態)  寝る

午前6時半                家の中を歩き回る(強い興奮状態)

午前8時~午後8時  <不安を感じながらも会社に出勤する>

午前10時                   デイサービスから送迎で拒否の連絡を受ける

午後4時                   ケアマネージャーが様子を見に来る(寝ていた)

午後8時半               食事(さば1/3切れ お粥 少し みそ汁 少し)薬拒否

午後9時~11時半   同じ話を繰り返す その後、就寝

5月3日(水)

午前5時半 起床(何度か私の様子を確認しに来る)

午前10時      食事 そうめん

午前10時半~午後3時半

 出かける事を伝えると興奮状態、外に出て叫び出した為、

 一度戻り家に入れる,すぐに外出するが、その時は問題なし  

午後6時      食事 ワカメそば 1/5 かしわ餅 薬拒否  

午後8時      就寝

午後10時半  トイレ後に独り言をいい始める  

5月4日(木)

午前0時~4時 何度も同じ質問を繰り返す

午後12時              昼食(おろしそば)

午後8時半           就寝      

5月5日(金)

午前0時~2時半  約15分おきに私の様子を見に来る

午前10時~午後4時 デイサービス

午後5時                      妄想と幻聴あり(少し強い口調で反論してしまう)

午後9時                      就寝

午後11時~午前0時 2~3分おきに幻聴と妄想

                                    (誰かが迎えに来る 等)

                                     話す内容に合わせて対応するが、きりがない

 5月6日(土)  入院させるつもりでKG病院へ

午前2時半~5時半 頻繁に私を起こしに来る

          明け方近くになると錯乱状態となる

午前9時~11時   TD病院へ行き脳のCTスキャンを撮る

午後1時~4時   CTスキャン結果を持ってKG病院に行く

 ★KG病院(精神科)への入院について

  先生と相談

  ○先生以外に3人の看護師が同伴(少し緊迫した雰囲気)

  ○脳のCTスキャンを撮影した結果、脳の萎縮が進行している

  ○脳については他の組織と違い再生することはない

  ○脳の萎縮が進むと、物忘れ以外に妄想、幻覚、幻聴を起こし、

   恐怖心や不安から物を叩いたり、叫び声を上げる等の症状が現れる

  ※アルツハイマー認知症と診断

  ○入院時、薬の服用拒否や手に負えない場合は拘束する

  (一時的ではない模様、又、常時点滴に精神安定剤を投与する)

  ○拘束した場合、足、腰の筋肉が衰える

  ○高齢の為、拘束中に肺炎等を起こし死亡する可能性がよくある

   (精神病院から他の病気で他の病院に移す場合、受入拒否が多く

   当病院で十分な手当ができない)

  ○3か月の診療スケジュールで行う

  ◎ケアマネージャーからの意見

   ・別件で病棟に入ったが10日程度ならば、やむなしだが

    3か月は如何なものか

  私からの要望

   ・KGクリニックの先生から、紹介時に短期入院と聞いている

   ・3か月固定でなく、1~2週間様子を見て適時判断したい

  先生

   ・可哀そうだから(ベットに拘束)といって退院させても

    家では手に負えず再度入院することが多い

  私からの意見

   ・2回程、薬を服用(他は服用拒否)したが効果があるように見えた

  ◆◆◆ 結論 ◆◆◆

   ・自宅療養させて(薬を食事等に混ぜて飲ませる)様子を見る

   ・先生も「入院は最終手段として取っておきましょう」ということで合意

 午後4時  自宅に戻ると母が急に園児のような発言をしだす

      ・下着やズボンを履かせてほしいと頼まれる

      ・頭を撫でてほしいと言われる

      ・撫でてあげるとお礼に私の頭を撫でられる

      とても切ない気分になった。

午後5時  ケアマネが来て病院の薬を飲ませようとしてくれたが拒否される

午後5時半~7時半 買い物のため外出する

午後7時半 食事(寿司 1貫しか食べず)

午後8時  就寝

午後9時  妄想と幻聴が始まる(家に誰かがやってくる)興奮気味

5月7日(日)

午前0時    KG病院で処方された精神安定剤を麦茶と一緒に服用する

    0時30,50分  誰かがやってくる(妄想)と訴える

                            薬の効果か?前日よりもトーンダウン

午前2時~3時   不安なためか5分おきに私の部屋を訪れる

                           (寝るように説得する)

午前5時~6時 頻繁に起こしに来る(前日より穏やか)

        「少し頭痛がしてきた」

午前6時30分  幻聴と妄想により興奮状態

        「眠くて応対できず(外にでて行かないか見守る程度)」

午後12時    食事 お粥 麦茶に薬を入れたが半分しか飲まず

午後1時~5時 「外出する」

午後6時    食事(のり巻きに薬を服用 成功)

午後7時30分  就寝

午後9時    2回ほど私の部屋に来るが、私が居るのを見て、

        安心したのか自室に戻る

5月8日(月)

午前5時~6時半 数分置きに私を起こしに来る

午前7時半     会社に行こうとするが玄関で引留められ手を離さない

         何度か試みるが興奮状態になりそうなので断念

午前10時半    私自身体調が悪くなり睡眠を取る

午後12時     食事(のり巻きに薬を服用 成功)

午後2時     外出しようとするが「どこへ行くの!どこへいくの?」

         と何度も聞かれる

         「スーパーに買い物に行く」と言って外出する

午後4時     帰宅

午後6時半    食事(のり巻きに薬を服用 成功)

午後8時     就寝

午後10時半    幻聴を訴えた為、麦茶に薬を服用(半分飲む)

午後11時     就寝

5月9日(火)  

午前0時半 ハーイと大きい声で言ってくれと頼まれる

      皆様にありがとうと言ってくれと頼まれる

      仕方なく言われた通りにする

午前1時半 母がトイレに行く

      台所で寝そうになったので抱っこしてベッドまで運ぶ

      自室に戻ろうとすると、母が私の腕を小脇に抱え

      「ツタちゃんはヒロのことが大好きなんだから!今日は一緒に寝よう」

      とせがまれる

午前5時  頻繁に起こしに来るが、眠くて対応できず静観する

午前7時半  会社にいこうとすると、玄関で引留められ手を離さない

午前9時半 デイサービスの送迎で家をでる「私は出社」

      送迎に来てくれたEさんに対して嬉しそうな表情をする

デイサービスから連絡

      昼食時、薬を服用

       午後、不穏な状態となるが5月5日の時程ではなかった

      帰宅前に薬服用

午後5時  母がデイサービスから帰宅

午後7時半 私が会社から帰宅すると、母の様子が少し変わった

      ・最近になく驚くほど落ち着いた雰囲気

      ・声が少し戻った(前日迄はカスレ声でチョット違った)

      ・私のベッドのふとん等を整理する

      ・明日の曜日と日にちを何度も聞く(4月以前と同様)

      ・私に四六時中話す行為がなくなった。

      ・幼児的発言がなくなった

      ・のり巻きを1個食べる

午後8時  就寝

午後8時半 再度、曜日と日にちを確認しに来る

午後9時  就寝(いびきをしている)

午後11時   トイレで起きるがその後問題なく就寝

      トイレ後に早く寝るように促される(前日迄が嘘のよう)

5月10日(水)

午前2時半 朝と勘違いし4,5回起こしに来る

午前8時  起床(通常の状態で起きる)

午前9時  不穏な状態となり始める(薬服用から16~17時間経過) 

午前10時  先程より不穏な状態が強くなる

      デイサービスに行く

      ・昼食時、薬服用

      ・午後、不穏な状態となった

      ・帰宅前に薬服用

午後5時頃 デイサービスより帰宅

午後7時半 「会社から帰宅」

午後8時  トイレに起きたが、4月以前より穏やかな行動

5月11日(木)

午前1時 朝と勘違いし起こしにくる(午前1時と告げるが認識できず)

     ・米をとぎ炊飯器にかける

     ・トイレにいく

     ・玄関を出て外の様子をみる

午前1時半 不穏な状態となる(悪い奴がくる)

      ・徐々に妄想がひどくなる

      ・薬の服用(食べ物に入れて)を試みるが失敗

午前2時 妄想状態となり同じことを連呼する~午前3時

     ※前日は午前9時迄、薬の効果が持続していたので油断

     ★前日、帰宅前の薬服用ができていないと思われる

午前5時半 妄想状態で起こしに来る(誰かが家にやって来る)

      寝ていると、ふとんをはぎとろうとする

午前7時半 会社に行くと告げると、一緒に行くと言われる

      外に出させないようにされた為、断念

午前10時 薬の服用に成功

午前10時半 少し落ち着く

午前11時 妄想はなくなったが不穏状態が続く

午後12時 遊びに行くなら、一緒に遊びに行こうと言われる

午後1時 私が外に出かけたふりをして、少し離れた所から様子を伺う

     ・10分~20分 外でウロウロする

     ・通行人に話かけているが無視されたので一安心

     ・家に戻ったのを確認して買い物に行く

午後3時 「帰宅」

     ・私の部屋を掃除しキチンと整理されている

     ・雑誌を読もうとして眼鏡をかけている

午後6時 食事 薬服用に成功

午後7時 就寝

5月12日(金)     

午前0時 トイレ後に私の様子を一度見に来る

午前1時 再度トイレ

午前8時 会社に行くことを伝えると一緒に行くと言い出す

     ※薬服用から14時間30分

     見送ると言われたので一緒に外へ出るが大失敗

     家の前で錯乱状態

     近所の人が介助してくれて、家の中に入れてもらう

午前10時 デイサービスへ

     ・昼食時、薬服用

     ・帰宅前に薬服用 

午後6時 デイサービスより帰宅

午後8時 会社から帰宅

     ・デイサービス帰宅後すぐに寝たと思われる

5月13日(土)

 午前1時半 起きてすぐに妄想状態(家を買ってやると言い出す)

      ★前日、帰宅前の薬服用ができていないと思われる

午前2時  薬を飲ませる

      午前3時半ごろ迄、妄想(悪い奴がやって来る等)と

      幼児的発言(頭をなでなでしてほしい等)が続く

      パンツ、ベッドが認識できない模様

      ●認知力が更に低下した気がする

午前7時  絶え間なく起こしに来る

午前10時  食事と一緒に薬を飲む

午前11時半 少し行動や発言が落ち着く

午後7時  食事と一緒に薬を飲む

5月14日(日)

午前9時 食事と一緒に薬を飲む

午後6時 食事と一緒に薬を飲む

      ▲薬が出なかった気がする

      ハサミで切った時に飛び出てしまったか?若干の不安

     ●さらに認知力が低下した気がする

      のり巻き、サバの味噌煮が判らず

5月15日(月)

午前2時 幻聴を訴えるが少し穏やかになった

午前4時 幻聴?電話が鳴っているのででてほしい

     妄想(誰かが呼んでいる)を訴える

午前6時 私の布団を引っ張り何度も起こしに来る

午前8時 薬を飲ませてから私は出社する

午前10時 送迎により母はデイサービスに行く

     [連絡事項]

      ・昼食時、薬服用

      ・帰宅前、薬服用

5月16日(火) 週2回のデイサービスを平日は毎日に変更

午前8時 私は会社へ出勤

午前10時 送迎により母はデイサービスに行く

      [連絡事項]

      ・昼食時、薬服用

      ・帰宅前、薬服用

      ・午後5時、自宅に送ったが、外にでてきてしまうと連絡あり

~ 認知症 悪化編 (4月)~ 

4月17日 (月)  体調不良  

私も年のせいか疲れやすくなり少し早めに寝ていると

母がそれに気づき寝ている私のオデコに手を当てたり

顔をしきりに触ってくる。

少し煩わしいがそのまま寝てしまう

4月18日(火)  祖母の命日

今日も早めに寝ていると母が部屋に来て、しきりに

身体を触る。

数分後にまた来て顔やオデコを触るので、さすがに

うっとおしくなって「もういい加減にしてくれ!

と言って部屋のドアを閉めてしまう。

以前なら「この子は・・・」と言って諦めるか

腹を立て機嫌がおさまるまで喋り続けるのが常だったが

今日は「ヒロが部屋のドアを閉めた」と叫び

その場に倒れ、子供がダダをこねて足をバタバタさせる様な

行動をしだす。

少しするとベランダに出て鉄柵をホウキの柄の部分で叩き出し

大声で「助けて下さい!息子が死ぬ」と叫びだす。

認知症を悪化させる引き金を引いてしまう

4月19日(水) 認知症悪化  

午前1時~6時

  約2時間おきに、外に飛び出し「助けて下さい!息子が死んでしまう」と

  叫び通行人を自宅に連れて来る

 午前4時

  玄関のドアを叩き出す 

4月20日(木)  前日と同様

4月21日(金)  日記を始めた理由

日中は寝ていて、夜中近くになるとスイッチが入り騒ぎ出す

今日は外に出て叫んでいるところをパトロール中の警官に保護される

一向に収まる気配のない行動に、ふと思いがよぎる

誕生日に骨折し、祖母の命日に認知症が悪化する

そして骨折した時の、あの言葉「お願いします!もう少し生きさせて

下さい」が頭から離れない

これは「お迎えが来ているのでは?」そう思うと

何か記録を残さないといけない」という衝動が走り

日記を始めるきっかけとなった。

4月22日(土)

今日も前日と同様に外に出て叫びだす。

警察に通報され保護される。

4月23日(日)  コンビニで騒ぎを起こす

午後10時、自室でウトウトしていると警察から電話があり

母がコンビニで手の付けられない状態で、引き取りに来る様に

連絡が入る。

ついさっき迄、部屋にいたのに!

20m先のコンビニに行くと、レジ横の通路で足をバタバタさせ

誰が何を言っても受け入れず錯乱状態になっていた。

たまたま居合わせた介護職員の人と警官2人と私の4人で、

何とか宥め話しを合わせて家に連れ戻す。

4月24日(月)  大声で叫ぶ、ドアや壁を叩く行動が続く

今日も夜になると約2時間ほどの間隔で、外に出て大声で叫び

近所に迷惑をかける。                  

4月25日(火)  お泊りデイサービスを利用する 

手に負えない為、お泊りデイサービスを利用する。

明日の午後6時迄、預かってもらう。

その間に休んでいた会社に出勤する。

デイサービスから37.8℃の熱があると連絡を受ける。

4月26日(水)  精神と体力に不安を感じる

久しぶりに会社に出勤するが、集中して仕事ができない。

今の母の状態を見ながら、会社勤めをするのは厳しいと感じる。

デイサービスから電話があり、母を心配して、私が家に帰る迄

私の家で待ってくれることになったので、定時ですぐに帰る。

4月27日(木)   精神科専門のKGクリニックで診察を受ける

午前9時 介護タクシーを使ってKGクリニックに行く。

今迄の状態を話し、血液検査をすることになったが、

それを母が拒否する。

看護師が車椅子で処置室に入れようとするが、入口の扉の所で

足で扉を抑えて拒絶する。

暴れると危険なので断念する。

午後9時~夜明け 幻聴(誰かが呼んでいる)と妄想(家に誰かが来る)

を断続的に訴える。そして、ドアや壁を叩き出す。

熱があるか確認したいが、体温を測らせない。

4月28日(金)   幻聴(誰かが呼んでいる)と妄想(家に誰かが来る)が続く

 午前1時30分 約30分程度、幻聴と妄想を訴え叫びだす

 午前4時30分 上記と同様

 午前7時30分 私を普通に起こしに来る

 午前10時           デイサービスの送迎を拒否する

 午後8時~1時間おきに、幻聴を訴え叫びだす

4月29日(土)  前日の状態が続く

  午前1時30分、2時30分、40分、50分 幻聴を訴える

  幻聴が聞こえる病気と説得し、初めて病院から貰った薬を飲む

  午前3時~9時 熟睡

  起床してすぐに幻聴、極度の興奮状態

  外に飛び出し大声で助けを呼ぶ

  通行人から通報を受けた警官が対応する

  午前9時30分 ケアマネージャーが様子を見に来る

  午前10時~午後1時 KGクリニックで診察を再度受ける

  午後1時30分 ケアマネージャーの車で家の前の交差点迄、

   送ってもらったが、そこで母が帰宅拒否

     交差点横のラーメン屋に入りたいと頑なにする為、

     仕方なくラーメン屋に入る

     二人で豚骨ラーメンを食べるが、母がなかなかラーメンを食べられず、

     口の周りにラーメンを垂らした状態で呑み込めない

     店の人に、調理用のハサミを借りて、麺を食べやすい長さにしてあげるが、

     結局1/4程度を食べただけで残してしまう

     その後、ラーメン屋を出ることを拒否し4時迄、居座る

  午後4時30分 ケアマネージャーを呼び、玄関まで連れて帰るのを

      手伝ってもらう

  午後5時           少し落ち着きを取り戻し、寝た様子

  午後5時30分~午後7時30分 約10分間隔で幻聴と妄想により自宅で騒ぎだす

      「皆様よ!皆様よ~ 助けて下さい!助けて下さい!」唄を歌うかの様に

      叫びだす

  午後7時30分 意識を反らす為テレビを付ける → 少し落ち着きを取り戻す

  午後9時   夕食(お粥2口程度、みそ汁少量) 

  午後9時30分 薬を飲むように頼むが拒否される

  午後10時30分 就寝

  午後11時30分 幻聴と妄想を訴える

4月30日(日)  

  午前0時、1時、2時、4時 幻聴と妄想を訴え起こされる

  午後12時 食事(焼き鳥2本 みそ汁1/3)

  午後1時30分~4時30分 日中は落ち着いた様子なので買い物に行く

  午後5時30分 夕食(寿司4貫~6貫 みそ汁1/3)

  午後8時30分 薬を服用し就寝

 

母との闘病日記

大腿骨を骨折、アルツハイマー認知症
そして、誤嚥性肺炎となった母との闘病日記

~~~ 大腿骨 骨折編 ~~~

2014年

2月13日 今日は母の誕生日

朝いつも通り会社に行く身支度をしていると、

部屋に母がきて「今日はどこか行くの?」と聞くので「会社に行くよ

と答える。

すると、「いけない朝ご飯を作るからチョット待ってて!

慌てて台所に向かう時にとても大きな音で「バターン

足を滑らせ転んでしまう

出かける前に何やってんだよ!」と思いながらも、

手を引っ張り起こそうとするが起こせない。仕方なく

両脇に手をまわし起こそうとすると、とても痛がり起こせない。

母が突然「お願いします!もう少し生きさせて下さい」と何度も

 繰り返し拝みはじめる。

これは、ヤバイ!!」急いで119番し救急車を呼ぶ。

J病院に到着し精密検査を受ける。

検査が終わり主治医のIM先生からレントゲン写真で、

骨盤に足の付け根が喰い込んで骨折しています。

お母さんの年齢と、これだけの重症だと通常は手術はしません。

と説明を受ける。

エッ!手術しなくて自然に治るんですか?」と先生に尋ねると

いいえ、一生寝たきりです。」と言われ、間髪入れず先生に

お願いします!手術をして下さい」と頼み込む。

わかりました。手術しましょう」ということになり、明日、手術

することになった。 

 2月14日  手術当日

約1時間で手術が終わり、先生から「手術は成功しました」と伝えて

頂き、ホッとする。

先生も、母から「ありがとう」と言われ感無量のようである。

2月15日~ 入院期間 認知症が進行する

・何故、入院したか覚えていない

・家で寝ていると思い込んで、自分の物がないのは何故か聞かれる。

3月中旬 退院

手で支えながらも、自分の足で歩き、タクシーに乗る。

病院から見送りに来てくれた看護師や相談員の人達から

すごい!歩けてる」と言われる。

きっと母が小柄で痩せていて35kgの体重が、他の人より足に負担が少なく

幸いしたのだろう

相談員の人から、介護認定を進められ申し込むことにした。

4月初旬 介護サービスを利用する

介護認定を受け、要介護3となる。

私が会社に行くと、毎日1人で家に居るのは良くないと思い、火曜と金曜は

デイサービスに行くようにする。

母はどちらかというと自由奔放で気まぐれなほうで、規則や拘束されるのが

嫌いなタイプなので、気晴らし程度に午前10時から午後4時迄の短い時間

でお願いをした。

ケアマネージャーに条件の合う所を探してもらい徒歩15分の場所にある

デイサービスが見つかった。

一度、母と一緒に見学に行き、「たまになら来てもいいわね~」という

ことだったので、Aデイサービス気まま館に通うことになった。

4月中旬~2016年12月 平穏な日々?

決まって大型連休(年末年始、ゴールデンウイーク、盆休み)の前後に

なると認知症のスイッチが入る

 ・20m先のコンビニに買い物に行って迷子になり警察に保護される

 ・突然、私の部屋に来て泥棒に入られたと騒ぎ出す

 「何が無くなったの?」と聞くと、「何が無くなったかわからないけど

     無くなっている」とフォローのしようがないことを言い出す

 ・さらにエスカレートとして、母が「お前に言っても話しにならん」と

  言って110番通報し、泥棒に入られたと訴える

  電話口のオペレーターが「何か盗まれましたか?」の質問に

  「入れ歯を盗まれました!」と答える

  聞くに堪えかねて電話を代わり、認知症と伝えお詫びする。

  ベッドの下に落ちている入れ歯を見つけ、「ここに落ちてるよ」と

  教えると、「それは、私の入れ歯じゃない」と言い張り、口の中に

  入れ歯を、出したり入れたりしてほら!噛み合わない。私のじゃない

  と言い出す。もぅ~呆れて物が言えないありさまだった。

 いずれにせよ母は元気で、私にとっては数日すれば笑い飛ばせることだった。

 2017年1月9日(月)  仕事初め

会社に行く前に母がまだ寝ていたので起こしに行く

慌てて起きようとして「イタタタタ!

お尻の辺りが痛くて起きれないと訴える

「もしかして骨折した場所に異変が起きたのでは」と思いつつ

「寝てれば痛くない」とのことなので様子を見ることにした。

1月11日(水)  病院に連れて行く

動くと痛みがあるようなので、介護タクシーで骨折した時に

手術したJ病院で診察を受ける。

先生に容態を説明すると、先生が「転んだりぶつけたりして

いなくて、起きようとしたら急に痛くなって起きれなかったん

ですね」と確認する。

その通りです」と答えると、「そりゃー座骨神経痛だねぇー

この時期、ご年配の人に多いんだよねー」と診断される。

約1ヵ月自宅療養することになる。