母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 序章(7/18) ~

7月18日(火) 弄便?⇒発熱⇒救急搬送 激動の1日

午前7時半 これ以上にないベッドの汚れ方

 ベッドシーツの3分の2が便で汚れている。

 まるで、手で塗りたくったかの様。

 「ダメだ!これは洗う気になれねぇ、捨てるしかない。

 シーツ、掛布団カバー、防水敷パッドを交換する。

 母の様子を見ると、少し呼吸が荒く調子が良くない感じ

午前8時 私は出社

午前10時 母はデイサービスへ

午後2時 デイサービスより私の携帯に、

 38℃の熱があり、病院で診てもらった方が良いと連絡が入る。

 わかりましたと、いったん電話を切り対策を考える。

 デイサービスから病院で診てもらった方が良いというのは

 よほど容態が悪いと思い、と、いう事は、いつもの時間で母が帰宅すると、

 病院の外来の時間に間に合わないかもしれない。

 まずはデイサービスからの帰宅時間を早めることが可能かどうか?

 デイサービスに電話し帰宅時間を早められるか確認する。

 「4時半から5時迄には帰宅可能」と返事をもらう。

 会社から自宅迄、約1時間かかる為、3時に早退することを伝える。

 ケアマネージャーに電話し、事情を話し介護タクシーを手配して貰う。

 病院は、まだ決めていない為、折り返し電話することにして電話を切る。

 デイサービスから近くの病院で、自宅からも徒歩10分程度のC葉外科内科

 病院に、母の容態を話し、受入が可能か事前連絡をし了承を得る。

 再度、ケアマネジャーに電話すると、介護タクシーが自宅に5時に到着する

 ように手配が出来ており、行先をC葉外科内科病院と伝えた。

午後4時半 会社から帰宅する

午後4時45分 母がデイサービスから帰宅

 チャイムが鳴りドアを開けると、デイサービスのスタッフと運転手が

 母を抱きかかえる様にして、「全く歩けないので車から、ここまでオンブして

 来ました。これからどうするんですか?」と心配そうに話す。

 「ありがとうございます。介護タクシーが来るので、すぐに病院へ

 連れて行きます。」と話し、デイサービスの人には帰ってもらう。

 ほぼ入れ違いで介護タクシーのスタッフが到着する。

 母に「これから病院に行くよ!大丈夫?起きれる?」と聞くと、

 意識はあるものの、返事は無く、呼吸が荒く身体をピクリとも動かせないので、

 介護タクシーの人に、「チョット無理っぽいので、救急車を呼びます。

 急に来て頂いたのですが申し訳ありません」と断る。

午後5時頃 救急車を呼ぶ

 救急車が到着し母を担架で運び車両に乗せる。

 救急隊員に、母の今日の容態と認知症であること、過去に大腿骨を骨折している

 ことを話す。

 救急隊員が、話の内容と母のバイタル等を確認し、「これから受け入れてくれる

 病院を探します。かかりつけの病院や希望があれば、おっしゃって下さい」と

 尋ねられ、「(かかりつけはKG病院だが、あそこは精神科だし、骨折の時は、

 J病院だけど少し遠い)そう思い」、ここから徒歩5分程度のS会KG総合病院に

 お願いします。と伝える。

 救急隊員が、最初にS会KG総合病院に連絡をする。

 この病院、最近は通常外来だと、紹介状が無いと受け入れてくれないのだが、

 病院に、母の氏名、住所、年齢を伝えると、過去に受診記録があった為、

 受け入れてくれることになった。

 救急隊員が病院に「2、3分で到着します。」と伝える。

午後5時半頃 S会KG総合病院に到着する

 病院待合室で救急隊員の人に、「救急車の中で診て頂いて、どうでしょうか?

 入院が必要でしょうか?」と聞いてみる。

 一旦、間を置き、「個人的な意見で宜しいですか?」と前置きをして、

 「入院が必要です!」と教えて頂き、とても感謝する。 

午後8時頃 主治医の先生から説明を受ける

 主治医のIM先生から肺のCTスキャンの映像で、左上部に結核の治った痕が

 あります。ここは良いとして、それより下に、映像を動かしながら患部を指し

 「肺炎です。入院が必要です。」と説明を受ける。

 入院の場合、個室にするか、保険内で収まる大部屋にするか聞かれたので

 個室料金を聞くと、1日1万6千円との事なので、大部屋を希望した。

 先生から「今日は空きがないが、明日、退院する患者がいるので・・・」と

 話しを受ける。

 そして、まだ検査結果が出ていないものがあるので、暫く待機する。

午後10時頃 再度、IM先生から、救急診察室へ

 残ってていた検査結果は特に問題が無かったと説明を受ける。

 しかし、肺炎で入院が必要な為、先生が病室の手配をする為、

 他の部署に電話を掛ける。そして、いくつかやりとりして電話を切ると、

 「大部屋は空きがありません。個室は空いていますけど、どうしますか?

 と聞かれ、内心、「おかしい!さっきは、明日退院する患者がいるので空く

 と言っていたのに⁉この時間で別の病院に変えるのは、母の治療を遅らせるだけ」

 と思い、「わかりました。個室でお願いします。」と先生に伝える。

午後11時頃 救急治療室から病室へ

 病室に移り、いびきをして寝ている母を見て、

 「これなら大丈夫!きっと良くなる」と思いながら病院をあとにする。