~ 誤嚥性肺炎 疑念-再発の章(7/26) ~
7月26日(水) 退院の条件
午後5時 病院に到着し先生と話す。
先生が、私に一番聞きたかったことは、母の状態がどの程度回復すれば、
退院させたいかと言う事だった。
「何を言っているんだろう、この先生、そんなの完治したらに決まってる」
と思いつつも、「前回、退院して、ほぼその日に同じ肺炎で入院したので
慎重になっているんだろう」とも思い、具体的に先生に伝える。
「肺炎が当然治って、肺炎になる前と、ほぼ同じように家の中では、
掴まり歩きができ歩ける状態」と、
先生が「わかりました。」と了承し、そして、更に付け加える。
先生:私としては、延命治療になるようなことは、患者にとって苦痛に
なるだけになるので、そのような事態になった場合は、治療は
お勧め致しません」
私に突拍子もないことを言い出す。それもそのはず、先生から私には
この時点では肺炎とだけ聞いていて、誤嚥性肺炎とは聞かされていないのである。
しかし、母も87歳、ここ数カ月で劇的に体調が変化している。
遠くはない将来の事を話していると思い聞き流す。
先生との話が終わり、ナースステーションに行き、テープ式オムツを看護師に渡し
母の様子を見てから帰宅する。