母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 自宅療養の章(8/6) ~

8月7日(日) 顔面流血

午前9時 朝食と一緒に薬を服用する

午後1時 母と昼食をし、私は買い物に出かける

午後4時

 買い物から帰ると、母がリビングの椅子に座っていたが、その顔はプロレスラーの

 流血試合の様に、顔面血まみれだった。

 ビックリして「どうしたの!その顔は?」と聞いても、何事も無かったかの様に

 平然と座っている。

 母の部屋から手鏡を取って来て、顔を見せても一向に動じない。

 だいぶ時間が経っているのか、出血は止まっているが、血のりが乾ききっている。

 ガーゼを水で濡らし血を拭き取りながら傷口を確認する。

 左目じりと、こめかみ辺りに傷口を見つけるが、幸いにも傷は浅かったようだ。

 辺りを見回すと、母の座っている後ろのカーペットに血痕があり、おそらく、

 自室からリビングに出る時に、体勢を崩し、そこにあったキャスター付きの物干し台を

 掴んで、それが滑って転んだと思う。

 ここにキャスター付きの物干し台が有ると危険なので片付けることにした。

 母が顔面流血していたのはショックだったが、それを気にも留めず平然と

 座っていたのは、更にショックだった。