母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/19 ~

お別れのご挨拶

4月下旬、認知症の悪化により理性を失った母が、突然、幼児化し

私の腕を小脇にかかえ「ツタちゃんはヒロのことが大好きなんだから、

今日は一緒に寝よう」と言ったことが、昨日のことのように思い出されます。

その後、誤嚥性肺炎の為、幾度となく入退院を繰り返し、

12月14日には水も飲めなくなり、12月21日の父の命日に意識不明となり

TD中央総合病院が最後の入院となりました。

1月13日に余命3日と宣告された翌日から、病院のご厚意により

大部屋から個室に移動して頂き、さらに、母のベッドの横に簡易ベッドを

設置して頂き、3日3晩、母の手を握りしめ一緒に寝ることができました。

母の願いを、最後に、ひとつだけ叶えることが出来たと思っています。

1月18日に帰らぬ人となりましたが、病院、介護、その他、母と携わって頂いた方々には、多大なる尽力を賜りありがとうございました。

ここに感謝の意を込めて申し上げます。

これをもって、お別れのご挨拶とさせていただきます。

 

                                  

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/18 ~

1月18日(木) 最期の時

1月17日 午後11時半

血圧の上限値が急激に下がっている。

慌てて看護師さんを呼びに病室を出たところで、看護師さんとバッタリ出会う。

看護師さんもスタッフステーションのモニター画面を見て、異常に気付き、こちらに向かって来たところだった。

「親類縁者の方に至急連絡してください!」と看護師さんが言う。

そして、母と私の為に、病室を2人にしてくれる。

こんな時、母に何と語りかければ良いのだろう。

咄嗟に思いついたのが、「いつまでも、ずうーっと一緒にいるからね!安心してね!」の言葉だった。

その言葉を言うと、母の目から一滴の涙が零れ落ちる。

そして、絶えて久しく「お母さん!ありがとう」と言うと、言い終わると同時に看護師さんが飛び込んできて、「たった今、息を引き取りました。」と告げられる。

死亡日時:2018年1月18日 午前1時11分

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/17 ~

1月17日(水) 「決して、安心しないでください!」

午前0時

脈拍:84,酸素:100,血圧:67~33,呼吸数:80

今日も病院で用意してくれた簡易ベッドで、母の横で手を握り寝ることにする。

午前6時半

脈拍:84,酸素:100,血圧:63~32,呼吸数:57

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午前7時

脈拍:83,酸素:100,血圧:65~31,呼吸数:54

口腔ウエッティに水を含ませる

午前7時半

脈拍:84,酸素:100,血圧:62~35,呼吸数:57

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午前8時

脈拍:82,酸素:100,血圧:63~32,呼吸数:65

口腔ウエッティに水を含ませる

午前8時半

脈拍:82,酸素:100,血圧:65~34,呼吸数:65

主治医の先生が訪れて、状況を聞かれたので、

バイタルは低いながらも安定していることを伝えると、

先生から「決して、安心しないでください!」と釘をさされる。

午前9時

脈拍:75,酸素:100,血圧:63~31,呼吸数:60

口腔ウエッティに水を含ませる

午前9時半

脈拍:83,酸素:100,血圧:66~36,呼吸数:57

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午前10時

脈拍:82,酸素:100,血圧:64~32,呼吸数:66

口腔ウエッティに水を含ませる

午前10時半

脈拍:79,酸素:100,血圧:67~35,呼吸数:72

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午前11時

脈拍:77,酸素:100,血圧:66~34,呼吸数:63

口腔ウエッティに水を含ませる

午前11時半

脈拍:75,酸素:100,血圧:66~34,呼吸数:61

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後12時

脈拍:75,酸素:100,血圧:68~35,呼吸数:55

口腔ウエッティに水を含ませる

午後12時半

脈拍:80,酸素:100,血圧:70~35,呼吸数:58

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後1時

脈拍:77,酸素:100,血圧:68~36,呼吸数:58

看護師主任のKMさんが訪れ話しをする。

印象に残った話しとして、「この病院に入院する前は、H病院に入院していて、肺炎は治っていたが退院できないでいたのを、ある程度強引に自宅療養に切り替えて、母を引き取ったが、結局、この病院に入院することになった。」ことを話すと、KMさんが、

「その方が良かったんじゃないですか。」と賛同して頂いた。

死神病院の死神院長とは、まったく逆の見解だったので、少しほっとした。

午後1時半

脈拍:78,酸素:100,血圧:67~33,呼吸数:64

看護師さんに、おむつ交換をしてもらう。

午後2時

脈拍:76,酸素:100,血圧:65~34,呼吸数:58

口腔ウエッティに水を含ませる

午後2時半

脈拍:77,酸素:100,血圧:70~37,呼吸数:66

看護スタッフの人に部屋の掃除をしてもらう。

午後3時

脈拍:76,酸素:100,血圧:71~35,呼吸数:55

口腔ウエッティに水を含ませる

午後3時半

脈拍:76,酸素:100,血圧:64~33,呼吸数:63

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後4時

脈拍:72,酸素:100,血圧:69~33,呼吸数:60

看護師さんに、おむつ交換をしてもらう。

午後4時半

脈拍:76,酸素:100,血圧:69~35,呼吸数:64

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後5

脈拍:75,酸素:100,血圧:71~36,呼吸数:50

口腔ウエッティに水を含ませる

午後5時半

脈拍:74,酸素:100,血圧:71~35,呼吸数:66

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後6

脈拍:75,酸素:100,血圧:70~33,呼吸数:67

口腔ウエッティに水を含ませる

午後6時半

脈拍:74,酸素:100,血圧:69~36,呼吸数:62

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後7

脈拍:73,酸素:100,血圧:67~33,呼吸数:73

看護師さんが来て身体の向きを変えてもらう。

午後7時半

脈拍:72,酸素:100,血圧:69~37,呼吸数:73

口腔ウエッティに水を含ませる

午後8

脈拍:71,酸素:100,血圧:67~36,呼吸数:70

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後8時半

脈拍:70,酸素:100,血圧:67~33,呼吸数:65

口腔ウエッティに水を含ませる

午後9

脈拍:76,酸素:100,血圧:64~33,呼吸数:63

口腔ウエッティに水を含ませる

午後9時半

脈拍:70,酸素:100,血圧:63~31,呼吸数:66

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後10

脈拍:70,酸素:100,血圧:68~33,呼吸数:67

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

午後10時半

脈拍:68,酸素:100,血圧:67~34,呼吸数:66

口腔ウエッティに水を含ませる

午後11

脈拍:66,酸素:100,血圧:62~36,呼吸数:67

口腔ウエッティにカルピスを含ませる

 

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/16 ~

1月16日(火) 母と一緒に

午前5時半

脈拍:97,酸素:100,血圧:76~39,呼吸数:81

握っている母の手は、もはや握り返すことはなく、微動だにしなくなった。

午前9時

脈拍:92,酸素:100,血圧:71~36,呼吸数:76

午後1時

脈拍:88,酸素:100,血圧:70~34,呼吸数:81

酸素は酸素マスクのおかげで変動することがないが、血圧が徐々に下がってきている。

午後5時

脈拍:88,酸素:100,血圧:69~33,呼吸数:74

これ以上、血圧が下がったらヤバいんじゃないか

母をこのまま見守っているだけで良いのだろうか?

他にできることはないか考える。

この前、看護師主任のKMさんは、治療に差しさわりのあることは控えて欲しいと、水分を補給することを拒んだが、余命3日を切った今では、その域をとうに過ぎていると思い、12月中旬頃から水も飲めなくなっている母に、少量の水分を含ませることを決断する。

病院の売店に行って、口腔ウエッテイとカルピスを買ってくる。

口腔ウエッテイに少し水を含ませ、自分の口に入れてみる。

思ったよりも甘く清涼感がある。

午後5時半

 口を湿らせる程度に口腔ウエッテイに水を含ませて、酸素マスクを外し、母の口の中に入れる。

すると、開いたままの口を閉じて、舌で口腔ウエッテイを舐める。

母の目じりに少し涙が溜まる。

この動作を見て、やっぱり喉に乾きがあることを確信する。

そして、バイタルチェック装置が30分おきにアラーム音を出し計測を始めるので、それに合わせて、その後に、口腔ウエッティを含ませることにした。

既に、目を開けることもできず、手に力をいれることもできない。

しかし、水分を欲して舌を動かし、目じりに少量の涙を溜めている。

条件反射かもしれないが、意識はまだあると思う。

母に、また少ししたら口にふくませるよ!と伝える。

午後6時

口腔ウエッティにカルピスを含ませてみると、口を閉じて舌で舐める。

午後6時半

脈拍:87,酸素:100,血圧:67~31,呼吸数:70

再度、口腔ウエッティにカルピスを含ませてみるが反応なし

血圧と呼吸数が、また少し下がった。

午後7時

脈拍:85,酸素:100,血圧:70~35,呼吸数:75

口腔ウエッティにカルピスを含ませると、少し舌を動かす。

午後7時半

 脈拍:82,酸素:100,血圧:70~34,呼吸数:86

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

午後8時

脈拍:85,酸素:100,血圧:71~35,呼吸数:86

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

午後8時半

脈拍:86,酸素:100,血圧:70~34,呼吸数:72

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

午後9時

脈拍:85,酸素:100,血圧:68~34,呼吸数:85

口腔ウエッティに水を含ませるが反応なし

午後9時半

脈拍:84,酸素:100,血圧:68~35,呼吸数:85

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

午後10時

脈拍:85,酸素:100,血圧:67~34,呼吸数:78

口腔ウエッティに水を含ませるが反応なし

 午後10時半

脈拍:83,酸素:100,血圧:68~34,呼吸数:75

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

午後11時

脈拍:84,酸素:100,血圧:69~35,呼吸数:74

口腔ウエッティに水を含ませるが反応なし

午後11時半

脈拍:84,酸素:100,血圧:67~37,呼吸数:70

口腔ウエッティにカルピスを含ませるが反応なし

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/15 ~

1月15日(月) 再び、病院の配慮で個室へ

他の病院はどうなのかわからないが、TD中央総合病院にはとても感謝している。

母が再び危篤となり、また個室を用意してくれた。

そして、夜になると私の為に、母の横に一緒に居られるように、簡易ベッドを用意してくれた。

午前10時

脈拍:94,酸素:100,血圧:104~47,呼吸数:45

今は寝ている。

午後12時半

話しかけると涙を流す。

午後1時

痰吸引時、痛そうな顔をする。

午後1時半

脈拍:97,酸素:100,血圧:110~49,呼吸数:36

午後3時

呼吸の仕方が少し変わった。

午後6時

病院の配慮で、個室に移動する。

今日はずっと一緒の部屋にいると話すと涙を流す。

午後9時半

意識がなくなる。

脈拍:104,酸素:100,血圧:76~39,呼吸数:68

 

 

 

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/14 ~

1月14日(日) 再度、危篤となる

 病院から、心拍数が100を超え危険な状態になったので、すぐ来れるか連絡が入る

午後12時 病院へ

午後1時

目を開けたので、呼びかけると目線を少し動かす

昔の写真を見せて励ます

午後5時

時折首を動かす

午後5時半

少し肩で息をしだす

心拍:100,酸素:100,血圧:107~55,呼吸数:20~40

午後6時

周りの音に反応して首を動かしている感じがする

午後9時半

呼びかけに視線を向ける

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~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/13 ~

1月13日(土) 最期の点液

午前10時

自宅に看護師主任のKMさんから、点滴ができなくなり、すぐ病院に来て欲しいと連絡を受ける。

午前11時

これで、余命3日となり、この折なのでKMさんに12月14日から、水も飲めなくなっているので、せめて口に水を含ませてあげても良いか確認したが、治療に差しさわりのあることは避けてほしいと言われる。

午後1時15分

目を開け少し手を動かす。

午後1時半

私に気づき涙を流す。

握っている私の手を、母は胸のところまで持ってきて、両手で包み込むように握りしめる。

暫くして私の身体を抱きしめる。私も母の背中に手を廻し抱きしめる。

デイサービスに行っていた頃の写真を見せて励ます。

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午後2時半

目をつぶり寝た様子

午後2時50分

痛みを訴える

母が話してくるが声がかすれていて聞き取れない

午後3時

再び寝た様子

午後3時10分

主治医の先生が来たので、点滴が可能な場所がないか確認してもらう

心拍:70,酸素:100,血圧:104~49,呼吸数:60

午後4時

目を覚ます

しきりに手を動かすので「どこか痛い?苦しい?」と聞くと、「ない!」と声を出して答える。