母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 愚策?-介護休暇の章(11/12) ~

11月12日(日)  ヘルパーとの会話

午前9時 介護ヘルパー

 玄関のチャイムが鳴り、慌てて衣服を着替えドアを開けると、ヘルパーが丁度合鍵を使ってドアを開けるのと鉢合わせして、キャーと小さな悲鳴を上げられてしまう。

いつものヘルパーさんではなく、昨日紹介された新しいヘルパーさんだった。

私が居てドアを開けるとは思わなかったらしい。

8月の頃より合鍵の場所を伝え、出入りして貰っていたが、新しいヘルパーさんだったので、「1人で来てよく鍵の場所が分かりましたね?」と聞くと、実は紹介されたのは昨日が初めてだったが以前も介護にきていたらしい。

ただ、私が会社に行っている間に来ていた為、一度も顔を合わすことがなかった。

そして、ヘルパーさんから「随分と思い切って部屋の模様替えをされましたね、前の時と全然違う」と印象を話す。

そう話している時に、母の部屋からバタンと音がする。

母がベットから出てタンスの前でうつ伏せになり倒れている。怪我は特になかったが、両手には靴下を履いていた。

それを見たヘルパーさんは「可愛いい」と声を上げていたが、私には、H病院で毎日両手にミトンを付けて拘束されていたことを知っている。

母は認知症も患っている。家に戻ってきても両手を拘束しなければいけないと思い込み、靴下を両手にはめたのだろう。

そう思うと切なくも思い、H病院での入院は長すぎたと後悔し母に申し訳なく思った。

【ヘルパー記録】

   時        間                            内               容
9:00~9:30 おむつ交換
水分補給
更衣介助
口腔ケア
服薬介助

 午後4時半 介護ヘルパー

【ヘルパー記録】

   時        間                            内               容
16;30~17:00 ○体温36.8℃ 排尿ありませんでした
おむつ交換
水分補給
更衣介助
口腔ケア
服薬介助