母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/6 ~

1月6日(土) この背中は⁉

午前10時

デイサービスに行き、母の写真を貰い受ける。

都合の良いことに電子媒体で頂けた。

そして、恐縮ではあったが、もし良ければ早い時期に母の見舞いに来て欲しいとお願いをした。

午後1時 見舞い

1時半頃目を覚まし、プウッ~プウッ~と息をしだし、手すりを力強く握る。

吐き気があると訴え、背中をさすると落ち着く。

背中をさすった時に、背中がブヨブヨしていた。

やせ型でガリガリのはずなのに、すぐにはその理由がわからなかった。

先生から、腕に点滴の針が入らなくなってきたと告げられる。

午後3時半

オムツ交換時、体位を変えた後、吐き気と頭痛を訴える。

看護師さんに、吐き気と頭痛があることを伝える。

午後5時

 看護師さんに、吐き気止めを飲ませて頂き、落ち着いたのを確認して帰宅する。

帰りのバスの中で、何故、母の背中がブヨブヨしているのか考えていたら、愕然とした。

「点滴の輸液が処理しきれなくなって、背中に溜まってきている⁉」

「もはや、残念ながら、そう長くはない」と感じてしまう。

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/5 ~

1月5日(金) お隣の入院患者

午前8時 私は会社に出勤

午後4時

デイサービスから電話があり写真を貰えることになった

明日取りに行く

午後7時 見舞い

昨日より回復しているように見える

手を握る力がいつもより強く何か訴えているかのよう

喋れなくなってしまったので判断が難しいが、多分、隣の患者のことだと思う

隣の認知症の患者がうるさくてストレスを感じている

見舞いに来た時から、多分、隣の患者が若かった頃の、女学生時代の先生との会話を延々と一人で話している

見舞いに来て1時間近くになるが、留まることを知らず、私も癇に障ってきた。

しかし、認知症患者に直接言う訳にもいかず、看護師に頼むことにした。

看護師に、母と隣の患者が1メートル程度しか離れていないので、どうにかしてほしいと頼んだが、明日退院するので我慢して欲しいと言われてしまった。

カーテンで遮られプライバシーは守られているものの声は聞こえて来る。

このような状況は想定していなかったが、保険適用内の大部屋では、当たりはずれがあるのを痛感した。

そして、プウッ~プウッ~と息をするのが気になる。

 

 

 

 

 

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/4 ~

1月4日(木) 母の写真

昨日、見舞いから戻り母の昔の写真を整理する。

思い出のありそうな写真を、母に見せたいためである。

午前9時

家からケアマネージャーに電話をし、デイサービスで撮影して頂いた母の写真を貰えるか確認する。

元気だった頃の写真を見せて励ましたくなった。

もう一つは、不本意ながら遺影写真の準備である。

午前11時半 見舞い

昨日よりは回復した様子

手顔はむくみが少し取れた様に見えるが、足はパンパンで象の足のよう

たまに身体を小刻みに震わせるようになり、とても気になる(痙攣、発作の予兆?)

苦しいか聞くと頷く

呼吸が苦しいか聞くと頷く

看護師を呼ぶ

呼吸の間隔(吸う、吐く)が長くなった

~ 誤嚥性肺炎 最終章 1/3 ~

1月3日(水)  

午前11時半 見舞い

点滴の影響で手足顔が、かなりむくんでいる。

呼吸は昨日より荒くなくなった。

手を握ると起きようとする。

先生から右肺全体に肺炎が広がっていると説明を受ける。

経鼻接種で胃に栄養を送って少し体力も回復したが、潜んでいた肺炎も再発してしまった。

 

 

~ 誤嚥性肺炎 最終章 2018/1/1 ~

1月1日(月)  病院でお正月

午後2時 見舞い

 昨日より容態が悪い。

すぐ眠ってしまったので、横に座り見守る。

午後3時

目を覚ます。

昨日より呼吸が荒い。

喉がゴロゴロいっている。

午後3時半

オムツ交換時に痰吸引をお願いする。

痰吸引後、少し呼吸が落ち着く。

手すりに手をかける(体力が回復した兆候?)

~ 誤嚥性肺炎 最終章 12/31 ~

12月31日(日) 大晦日

午後2時 見舞い

 今日は「大みそかだよ」と伝える。

1時間程、起きていて時折話しかけてくるが、声がかすれていてわからない。

昔、父と母のお決まりの会話を思い出し、真似をして話してみる。

「正月は何にする?あるもんで済ますか?」と母に聞くと、頷く。

昨日より息が荒いのが気になる。

 午後3時

眠ったのでパイプ椅子に座り見守る。

午後3時半

オムツ交換の時に起きる。