母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 死神病院の章(11/20)① ~

2017年11月20日(月) 死神病院へ

午前8時半

今日は朝から忙しい。病院の診療開始時間と同時に電話をする。

本来であればH病院がお膳立てしてくれたのが、明日21日からC葉外科内科病院の診察である。

しかし、昨日の母の状態を考えるとそんなことは言ってられない。

事情を話しすぐに受診したいことを伝えるが、あいにく主治医となる森K院長が、今日は外来の担当ではないのでいないらしい。

他の先生でもお願い出来ないか聞くと、院長自らが診察することになっていて、それは出来ないと言われる。

仕方なく電話を切り、どうすべきか考えていると、折り返し電話があり病棟の方に居たため、話しをしてくれて診て頂けることになった。

しかし、これから介護タクシーを手配してからとなるので、診察して頂く時間は、折り返し電話することとなった。

昨日は日曜だった為、前もってケアマネージャーに連絡できていなかったが、いくつか介護タクシーを当たって頂き手配ができた。

病院に折り返しの電話をし11時前後には到着することを伝える。

午前9時半 介護ヘルパー

【ヘルパー記録】

   時        間                            内               容
9:30~10:30 ○端坐位少し保持できました
食事介助
水分補給
おむつ交換
口腔ケア
服薬介助

午前10時半 介護タクシー

 自宅に介護タクシーが到着しC葉外科内科病院に向かう。

午前11時 C葉外科内科病院へ

『タイトルについて』

今回タイトルを付けるにあたり、風評等を考えて躊躇致しましたが、私自身にとりましては、「これほどピッタリなタイトルは無い」と思い、『死神病院の章』とさせて頂きました。

以前、父が心肺停止状態で、救急隊員の方がS会KG総合病院に連絡を取って頂きましたが、30分以上放置され結局病院からの返事は無く帰らぬ人となりましたが、それはその一瞬の出来事だったのです。

しかし、この病院は、約1ヵ月通院しましたが、院長の言動や態度等の振る舞いは、とても医師とは思えないものでした。

『こんな病院もあるんだ!?』と言う所を、思う存分誹謗中傷を折り混ぜて行きたいと思います。

『院長の風貌』

私自身、過去に何度か受診したことのある病院である。

その時は、C葉さんが院長をしていて、どちらかと言うと温厚な感じの人だった。

その当時の病院の印象としては、受付、会計、処方箋窓口が小さく局員が忙しそうだったのを記憶している。

久しぶりに訪れて見ると、病院は増築されていて綺麗なたたずまいとなっていた。

院長はC葉院長から森K院長に変っていた。

最初の印象は、C葉院長よりはギスギスした背の高いヤサ男だったが、初診を終えての印象は、手塚治虫先生のコミックのブラックジャックに出て来るDr.キリコに印象が重なった。

髪こそ長髪ではないが、「治らないのなら殺して差し上げましょう。」と言わんばかりの発言と態度。Dr.キリコを彷彿させた。

 『点滴指示書』

受付で、H病院からの紹介状を渡す。H病院からは約半月前に打診してある程度、母の病状について連絡して頂いている。それを踏まえてC葉外科内科病院は、受け入れOKと聞いている。

暫くすると、女子事務員が来て、私から紹介状に盛り込んで頂いた、自宅での週2回程度の点滴のお願いの件について聞かれる。

週2回の点滴というのは、H病院の主治医から、「その程度は必要でしょう」という事でH病院退院後、自宅で点滴が受けられるように、訪問看護師に点滴指示書を出して頂いている。

実は、これは、医療規約の退院後の特別措置だったらしく、新たに通院し週2回の自宅での点滴は出来ないらしい。

そこをどうするかの確認だった。

女子事務員によると、週3回以上であれば可能なようなことを匂わせていたので、「それでは、ここの先生の診断によって、自宅での点滴ができるかどうかは決まるんじゃないんですか?」と返答する。

[私の所感]

実の所、点滴を自宅で行うべきか迷っていた。これまで3回自宅で点滴をして頂いているが、とりわけ効果が上がっているように見えなかったからである。

3回程度では、判断をするには早すぎるかも知れないが、私自身、点滴を受けたことが無いが、ヘルパーさんの中に、体調が悪い時に点滴を受けたことがある人がいて、その人によるとスキップして帰れる位体調が回復すると話していた。

晩年の父も、病院で点滴を受けた後は、体調が良くなったと話していたが、数時間もすると、元に戻ってしまっていた。

母の場合、それが感じられない。病気の為、滅多に言葉を発することが無くなったため、私が、「大丈夫か?」と聞くと頷くが、「少しは良くなった?」と聞くと何も反応が無いのである。

当初の私の考えとすれば、1週間か2週間に1度、病院で診察をして頂き、肺炎が再発していないか確認の為に伺う予定でいた。

そして、点滴はC葉外科内科病院から、訪問看護師に点滴指示書を出してもらい、自宅で行えるように考えていた。

これには、私にとって大きな意味がある。

今月は介護休暇をとり毎日でも受診可能だが、12月は復職しなければならない。

週1回の診察だけであれば、土曜日を利用できる。

しかし、点滴を含めて週2回以上の診察となると、会社を休む必要がでてくる。

更に、経済的負担も増える。介護タクシーの1回の利用料金が3千円。月に8回利用すると2万4千円になるのである。

~~~ 続く ~~~