母との闘病日記

母と私の生きた証を残したい

~ 誤嚥性肺炎 最終章 2017/12/22 ①~

12月22日(金) カウンセリング?

前日の先生との会話

昨日、意識不明となった母を救急車で運び、集中治療(ICU)はしないことから、

主治医のWD先生から、今できることは点滴しかないと言い渡される。

先生の考え方として、治る見込みのない患者に対しては、集中治療や心臓マッサージをすることは反対で、単に患者を苦痛で苦しめるだけの延命になると言う。

「もはや、そんなところまで来てしまったか」と思わせる発言だった。

しかし、この病院には昨日入院したばかり、先生も、母がどの程度回復するか日曜迄点滴を続けて様子を見て、その結果により月曜日に話し会いましょう。ということになった。

先生から「大丈夫ですよ」と励まして下さった。

「死神院長とは雲泥の差である」

午前10時

来週の月曜には先生と話し会いをする。こんな時に家族や近くに親戚でもいたら相談できるのだが、無性に誰かと相談したくなった。

どうしたものかと考えていると、そうだ!カウンセリングを受けてみようと思いつく。

ネットで近くにあるカウンセリングを検索し、電話してみる。

3~4件電話してみたが、どこも予約が一杯ですぐに受診できるところがなかった。

仕方なく、最後にネットで小さく掲載されたチョット怪しげなところに掛けてみた。

すると、運よく今日の午後1時から空いていて受診できることになった。

午後1時 カウンセリング?

指定された場所にいくと、そこはマンションの一室で、なんと六占星術の占い師の家だった。自分が想定していたのは病院の心療内科でのカウンセリングだったので、エライ所に来てしまったと後悔する。

しかし、ここしか空いてなかったのだからと思い占ってもらうことにした。

最初に占ってほしい人(母)と私の生年月日を伝える。

占い師:ご用件の向きは?

私  :母の延命について

[少し占い師がギクッとした様子だった]

占い師:嘘をついているようではないわね。

[冷やかしに来たのではないかと疑っていたらしい]

占い師:運勢を見ると二人共、八方塞がりになっているわね。

    お母さんもそうだけど、あなたもひどい。

    逆にお母さんが、あなたのことを助けているようにも見えるわ。

[確かにそうとも言える。会社では、やりたくもない仕事を任され、年下の同僚には、舐められている。母の病気が悪化して、仕事を抜けたとも言える。そして、年齢からくる体力の衰えと視力の低下を痛切に感じるようになった。] 

私  :自分は母をどの様にしてあげたら良いか迷っています。

占い師:あら、やだ~どうしよう。あなたは2つの考えを持っているわ。

    医者からの意見に応じる気持ちと、どこかに奇跡が起きることを信じてる気持ち。

[全くその通りである。]

占い師:分かったわ。あなたの思ったようにしなさい。

    そうしないと、あなたは鬱病になります。

[そうだよな。自分の思った通りにしないと、後で後悔するかもしれない。]

占い師:お母さんのことを見て見ましょう。

    お母さんは水に苦労しています。

私  :その通りです。

[この占い師けっこう当たってる。水が飲めなくなった事など一言も話していないのに]

占い師:これからお母さんは、思った以上に良くなっていきます。

    だけど、26日(火)に最大の危機が訪れます。

    1月も見て見ましょう・・・

[1月も見て見ましょう。そう言って押し黙ってしまった。きっと母の命運が尽きてしまっているのだろう]

私  :少し気持ちが楽になりました。ありがとうございます。

帰りに清めの塩を貰って帰る。

そして、最大の危機といわれた26日を胸に刻む。

 

~~~ 続く ~~~