~ 誤嚥性肺炎 後悔-再入院の章(10/21)② ~
10月21日(土) 院長先生が相談に!
~ 続き ~
暫くすると、先程の事務員が来て小さな部屋に案内される。
すると、そこには院長先生が居て、直々に相談に応じてくれた。
H病院からまともに病状が連絡されてないと思い、母が誤嚥性肺炎であることを伝えると、開口一番「これからジリ貧になるよ!」と言われる。
そして、H病院からの「大声で叫んだり、壁を叩いたりするようなことはしていない」と伝えると、「こちらとしては、そうしてくれた方が扱いに慣れているんだがネ」とニヤリと笑う。
まずは、H病院から提案のあった2つの事項を確認してみる。
1.認知症を改善させることはできるのか?
院長「脳が萎縮したことで認知症を起こすが、萎縮した脳の機能を補うことはできない。」
2.嚥下機能を回復させることはできるのか?
院長「測定する装置はあるが、薬や方法は無い。」
『なんだよ!これじゃ転院しても意味が無いじゃないか⁉』
『やっぱり、H病院は面倒見切れなくてサジを投げたな‼』と思った。
院長先生に「インターネットで誤嚥性肺炎の患者の余命は、あよそ半年と掲載されている。」ことを伝えると、「当病院でも統計を取り始めるようになって、誤嚥性肺炎の患者は、完治して退院するのは全体の10%」だと教えて頂く。
院長先生からも、入院する病棟は、合併症病棟(閉鎖病棟)と伝えられる。
そして、この後、相談員に案内させるので見学してから帰るようにと言われる。
この時点で気持ちは決まっていたが、見学することにした。
~~~ 続く ~~~