~ 誤嚥性肺炎 後悔-再入院の章(10/25)② ~
10月25日(水) 歩けるだろうか?
午後8時
会社の帰りに見舞いに行く。
今日は、お昼にケアマネージャーとの電話の件で確認したいこともある。
起きていたので、両手の拘束具と腰に巻いてあるベルトを外す。
母に「もうすぐ退院できるからね!チョット歩いてみようか」と促してみる。
ところが何の反応もしてくれない。病院内で再発する前までは、何かしらのリアクションがあったのに、心まで病んでしまったのか、衰弱して言葉もでないのか全くわからない。
とりあえずベッドの転落防止用の策を外し、抱きかかえながらベッドに座らせる。
「どーお、そこから立てるかい?」手を差し伸べても、うつ病患者のように全く反応がない。
本人の意思がなければ仕方がない。これでハッキリした。介護ベッドは注文することに決めた。
しかし、この病院の治療法では、俗に言う「手術は成功した。しかし、患者は死んだ」という事にならないだろうか?